智慧の世界へ 孔子編1 ~孔子の語った「無知の知」

ソクラテスとほぼ同じ時代に生きた孔子も「無知の知」について語り、ソクラテスと同様のことを言っています:

子曰く
これを知るをこれを知ると為し
知らざるを知らずと為せ
是れ知るなり

為政二ノ0三三

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

訳:先生(孔子)は言われた。
知っていることを
知っているときちんと自覚して
知っていないことは
知っていないと
はっきりと知りなさい。
それ(無知の知)こそが
真に知るということです。

人間には、よく理解できることとできないことが存在しますが、孔子は知らないことを知っているように思い込むことを戒めました。知らないことを知っていると思い込んでしまうと、思考はそこでストップして、成長も発展もありません。知らないことに対して、「何が」、「どこが」、「どのように分かっていないのか」、そしてまた、「その分かっていない部分は、本当はどういうことなのか」と探求していく過程において、思考は深まり、成熟してゆくものだからです。

孔子編2 ~孔子の到達した境地
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