智慧の世界へ 孔子とソクラテス

孔子が心の思いのままに行動しても過ちがないという心境に達した年齢の時に、ソクラテスは死を選んで、霊界に行きました。ソクラテスは自らの無知を悟り、その無知を克服するために多くの人と対話し、少しずつ智慧の世界に近づくように努力しました。また、正しい生き方をしようと努力し、善を行い、徳を積もうとしましたが、肉体がある限り肉体の欲望があるので、その自己中心の欲望によって心が乱され、真理を見る目が曇り、決して完全な智慧の世界に至ることができないし、完全な善に生きることも出来ないと結論を下しました。そして、努力して哲学して魂を磨いてきた人間は、死んで霊魂だけの世界に行けば、完全な智慧の世界に到達することができるし、完全な善に生きることもできると信じ、霊界に旅立ったのです。ところが、孔子はその肉体の欲望を生きて越えることができたと宣言をしました。その宣言がすなわち「心の欲するところに従えども、則を越えず」という言葉だったのです。

では、孔子とソクラテスの悟った境地には、どのような違いがあったのでしょうか? 孔子はソクラテスと同じように、無知の知を悟り、智慧の世界を求めただけではなく、日々、常に自分の過ちを改める努力をし、一生懸命に自分自身を正す実践を続けました。その実践によって、そのような境地にまで到達することができたのです。そして、そのような実践の必要性を人々に伝えていったのです。

各時代の歴史的背景の類似点

gene1

gene2

gene3

つづきを読む

釈迦編1 無知の知

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

ピックアップ記事

  1. 2015/6/27

    十牛禅図
    皆さん、大変な今の時代を生き抜くなかで、矛盾や葛藤、あるいは苦痛や苦悩を感じたことはありませんか?十…
  2. 私たちは一般に、言葉で考え、言葉で行動しています。たとえば、愛するという言葉を意識することによって、…
  3. ソクラテス、孔子、釈尊の三人の哲人、聖人は、ほとんど同じ時代に誕生しましたが、イエス・キリストは、そ…

話題の記事

  1. 2015/6/27

    十牛禅図
    皆さん、大変な今の時代を生き抜くなかで、矛盾や葛藤、あるいは苦痛や苦悩を感じたことはありませんか?十…
  2. 私たちは一般に、言葉で考え、言葉で行動しています。たとえば、愛するという言葉を意識することによって、…
  3. ソクラテス、孔子、釈尊の三人の哲人、聖人は、ほとんど同じ時代に誕生しましたが、イエス・キリストは、そ…

アーカイブ

ページ上部へ戻る